お出かけ先で手軽に手に入るコンビニおにぎり。
食事の用意ができなかった場合や特にこれから暑くて食事が傷みやすい季節になると重宝しますよね。
我が家には現在1,4,6歳の子どもがいますが、お出かけの際たまにコンビニおにぎりを利用します。
ただ子どもの食事は特に塩分が気になるもの!
そこで今回全国的に店舗数の多いセブンイレブン、ファミリーマート、ローソンの3つの主要なコンビニでおにぎり各種にどのくらい塩分が含まれているのか、調べてみました!
この記事では
- セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンのおにぎり各種の塩分量
- 塩分量を踏まえてのおすすめコンビニおにぎり(塩分量の低いおにぎり)
- 1日にどれくらい塩分を摂ることができるのか?(塩分摂取基準)
- 子どもはいつからコンビニおにぎりを食べられる?
以上のことをまとめています。
子どもに限らず大人の方で塩分を気にされている方も、コンビニおにぎりを食べるかどうか、食べるならどれを食べるかの参考になさってください!
主要3コンビニ(セブンイレブン・ファミマ・ローソン)のおにぎり塩分量比較
まずはじめにセブンイレブン、ファミリーマート、ローソンのおにぎり各種の塩分量を比較します。
実際に店舗に出向いて調査・購入してみました。
塩分量はおにぎりパッケージに印字してある「栄養成分表示」の食塩相当量を参考にしています。
セブンイレブン
セブンイレブンのおにぎり各種の塩分量を調べました。
おにぎりの種類 | 塩分量(食塩相当量) |
紅しゃけ | 0.89g |
ツナマヨネーズ | 1.2g |
和風ツナマヨネーズ | 1.32g |
紀州南高梅 | 1.5g |
北海道産昆布 | 1.1g |
辛子明太子 | 1.3g |
とり五目 | 2.0g |
納豆巻き | 1.3g |
赤飯おこわ | 0.73g |
わかめご飯 | 1.5g |
玉子炒飯 | 1.7g |
焼おにぎり | 1.1g |
塩むすび | 1.4g |
1番低いもので0.73g、高いもので2.0gの食塩が含まれていました。
ファミリーマート
ファミリーマートのおにぎり各種の塩分量を調べました。
おにぎりの種類 | 塩分量(食塩相当量) |
紅しゃけ(三角型) | 0.8g |
焼しゃけ(丸型) | 1.0g |
シーチキンマヨネーズ | 1.0g |
和風ツナマヨネーズ | 1.5g |
おかか | 1.2g |
紀州南高梅 | 1.6g |
真昆布 | 1.7g |
辛子明太子 | 1.3g |
とり五目 | 1.6g |
納豆巻き | 1.3g |
赤飯 | 0.8g |
鮭わかめ | 1.0g |
塩おむすび | 0.8g |
1番低いもので0.8g、高いもので1.6gの食塩が含まれていました。
ローソン
ローソンのおにぎり各種の塩分量を調べました。
おにぎりの種類 | 塩分量(食塩相当量) |
熟成紅鮭 | 1.24g |
シーチキンマヨネーズ | 1.23g |
追い鰹製法おかか | 1.11g |
熟成紀州南高梅 | 1.87g |
北海道産日高昆布 | 1.23g |
胡麻さけ | 1.5g |
塩にぎり | 0.85g |
ローソンは変わり種が多く、子ども向けに食べられそうなものを中心にピックアップしましたが、1番低いもので0.85g、高いもので1.87gの食塩が含まれていました。
ちなみに他のおにぎりも1.0g以上のものばかりで、多いものは2.0g以上含まれているものもありました。
塩分量を比較してみた感想
コンビニおにぎりの塩分量を比較してみて、どのおにぎりにも結構たくさんの食塩が含まれているなと感じました。
実際、普段よく使っている子ども用ふりかけに含まれる食塩の量は一袋あたり約0.2〜0.3g程度です。
またおにぎりのおいしいと感じる塩分量を調べたところ、
一般的におにぎり1個(約100g〜120g程度のおにぎり)に使用する塩は0.6g程度が適量と言われています。
日本おにぎり協会奮闘記”おにぎり1個に使用する塩分量とは”より引用
上記のように家庭で作るおにぎりは1個当たり0.6g程度だそうです。それに比べても多いものばかりでした。
また同じツナマヨでも和風か否かによって結構差があったり、子どもに人気そうなおかか、昆布や栄養もとれそうな納豆巻きなどにも意外と塩分が含まれているという発見がありました。
あとコンビニ別ではローソンが全体的に塩分量高めだった印象です。塩にぎり以外全て1.0gを超えていたのは少しびっくりしました。
塩分量の少ないおすすめコンビニおにぎり
上記の比較から、それぞれのコンビニで塩分量の少ないおすすめのおにぎりをピックアップしました。
セブンイレブン
調査した中で1番塩分量が少なかったのは赤飯おこわで0.73gでした!
今回調べた中で他のコンビニのおにぎりをあわせてもセブンイレブンの赤飯おこわが1番塩分量が少なかったです。
ただパッケージにもあるようにもっちり感がすごかったので、噛んだり飲み込んだりが苦手な小さい子には注意が必要です。
そのような小さい子の場合は塩分量0.89gと2番目に少ない紅しゃけがセブンイレブンではおすすめです!
ファミリーマート
調査した中で1番塩分量が少なかったのが、紅しゃけ、赤飯、塩おむすびでそれぞれ0.8gでした!
しゃけは三角型の紅しゃけと丸型の焼しゃけがありますが、塩分量が異なるので注意してください。三角型の方が低めです。
またご飯にも味がついてますが具のしゃけに塩分が多めに含まれていると思うので気になる方は具の部分を減らすなどの工夫をすれば、摂取する塩分を減らすことができます。
ローソン
調査した中で1番塩分量が少なかったのは塩にぎりで0.85gでした!
ローソンはその他のおにぎりはどれも1.0g以上と全体的に塩分量が多かった印象です。どうしても具が欲しいということでしたら、2番目に少なかったおかか(1.11g)がおすすめです。
塩おにぎりは子どもにおすすめ?
塩おにぎりは具がなくてシンプルなイメージ。子どもに選ぶなら塩おにぎりと決めてる方も多いと思います。
塩おにぎりに関しては実際に子どもたちと食べ比べたり、徹底比較してみました!
詳しくは以下の記事にてまとめていますのでよければ読んでみてください。
色々踏まえた上で我が家のおすすめはローソンの塩にぎりです!
塩分量が比較的少なく、原材料も塩飯のみとシンプルで、味も3つのコンビニの塩おにぎりの中で1番おいしかったです。
セブンイレブンやファミリーマートの塩おにぎりも温めるとおいしいのですが、調味液や油分が含まれていたり、セブンイレブンに関しては食塩量も1.4gと割と高めだったのでそのあたりも踏まえて選んでみてくださいね。
1日の塩分量はどれくらい?摂取基準は?子どもにコンビニおにぎりはいつから?
塩分ってなんとなく摂りすぎると良くないイメージがありますよね。
今回コンビニおにぎりの塩分量を調査・比較しましたが、1日にどれくらいなら食べてもいいか?子どもは何歳くらいから食べられるのか?ということについても、食事での摂取基準などを参考にしながら考えてみました。
日本人の塩分の食事摂取基準
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、日本人の食塩の食事摂取基準(ナトリウムの目標量)は以下の量です。
年齢(歳) | 目標量/男性 | 目標量/女性 |
1〜2 | 3.0g | 3.0g |
3〜5 | 3.5g | 3.5g |
6〜7 | 4.5g | 4.5g |
8〜9 | 5.0g | 5.0g |
10〜11 | 6.0g | 6.0g |
12〜14 | 7.0g | 6.5g |
15〜17 | 7.5g | 6.5g |
18〜29 | 7.5g | 6.5g |
30〜49 | 7.5g | 6.5g |
50〜64 | 7.5g | 7.0g↓ |
65〜74 | 8.0g↓ | 7.0g↓ |
75以上 | 7.5g | 7.0g↓ |
ちなみにWHOの推奨量は大人(18歳以上)で5.0g未満。子どもの推奨量も以下の表の通りでとても低いです。
年齢(歳) | 目標量/男性 | 目標量/女性 |
1〜2 | 1.5g | 1.4g |
3〜5 | 1.9g | 1.9g |
6〜7 | 2.4g | 2.4g |
8〜9 | 2.9g | 2.8g |
10〜11 | 3.4g | 3.5g |
12〜14 | 4.4g | 4.3g |
15〜17 | 5.1g | 4.6g |
日本人の摂取量の中央値よりだいぶ少ないので、当面の目標値としてこちらの基準を設定している(WHOの推奨量と摂取量の中央値の中間値をとって、少数第一位を0か5に丸めた値を設定)ということです。
参考:「日本人の食事摂取基準(2020年版)」策定検討会報告書(厚生労働省)
コンビニおにぎりは1日何個食べられる?
コンビニおにぎりは1個で1g前後の食塩が含まれているので、上記の基準値(日本人の目標量)を参考にすると、例えば2歳の子どもだと2〜3個食べると基準値に達してしまうことになります。
また今回の調査の中で1番高いものは2g以上と、1つのおにぎりで摂取するには多すぎるくらいの食塩が使用されていました。
塩分は他の色々な食事にも含まれていますし、日本人は普段の食事でもお味噌汁や醤油ベースの食べ物など塩分が高めなものも多いです。
コンビニおにぎりはたまに利用するのには便利ですが、食塩の摂取基準を考えると毎日何個も食べるというのは子どもに限らず大人であっても避けた方がいいかもしれませんね。
子どもは年齢にもよりますが、お出かけの際などたまに1日に1個程度、大人でも1日に2個程度までにするのが、塩分摂取の面から考えると良さそうです。
ただうちの場合は、1個じゃ足りずに2個あげることも。「食事は1週間のトータルで」と考えているので、他の食事でバランスをとったらOKかな…と思ってます。(※個人の判断でうまく利用していきましょう!)
子どもはコンビニおにぎりをいつから食べられる?
今回は色々なコンビニおにぎりの塩分量と、塩分の一日の摂取基準などを調べてまとめてみましたが、それを踏まえて子どもはいつからコンビニおにぎりを食べられるのか?というのを考えてみます。
まずはじめに、コンビニおにぎりには、特に与えてもいい年齢について決まりはありません。
なので与えるかどうかは保護者である私たち大人の判断ということになります。
一般的なかたさのお米を使ったおにぎりなので、少なくともおかゆでなく普通のお米を食べられるようになってから、味つけを考えると離乳食が完了する1歳半頃から少しずつあげてみるというのが理想的かなと思います。
また塩分の摂取基準を考えると、おにぎり一個で食塩量1g前後、1〜2歳は目標量が3.0gとなっているので、あげるとしても最大1個までにし、できれば塩分の多そうな種類は選ばない、または具をよけてあげてみるのが良さそうです。
ただコンビニおにぎりには塩分の他にも油などの添加物も使われています。利用できるととても便利ですが、子どもへ与えるのは、あくまで各家庭の判断でお願いします。
まとめ
今回主要3コンビニのおにぎりの塩分量を調べて比較しました。
調べた中で塩分量の少ないおにぎりをランキングにしてみました。
1位→赤飯おこわ(セブンイレブン) 0.73g
2位→紅しゃけ、赤飯、塩おむすび(全てファミリーマート) 0.8g
3位→塩にぎり(ローソン) 0.85g
4位→紅しゃけ(セブンイレブン)→0.89g
他のおにぎりは全て1.0g以上の食塩が含まれていました。
調査した以外にも気になるおにぎりがあれば随時情報を追加しようと思っています!
また今回の記事をまとめると、
- 子ども用のふりかけには約0.2〜0.3g、家庭のおにぎりには約0.6gの塩分量ということに比べると、コンビニおにぎりには塩分がたくさん含まれている。
- 日本人の食塩の摂取目標量は大人でも1日に男性7.5g、女性7.0gで子どもはもっと低い。
- 摂取目標量を考えると毎日何個も食べるのはあまりおすすめできず、子どもはたまに1日1個くらい、大人は2個くらいまでにするのが理想的。
- 子どものコンビニおにぎりの食べはじめは各家庭の判断によるが、与えるとしたら1歳半頃から少しずつ試してみるのがおすすめ。
以上のようになります。
この記事がコンビニおにぎりの塩分が気になっている方、またコンビニおにぎりを選ぶ際、子どもたちに与える際の役に立つと嬉しいです!
最後まで読んでいただきありがとうございました♪