【無料】國學院大學博物館/東京で土偶やハニワに会える!【子連れ博物館レポ】

東京で土偶やハニワに会いたい!縄文時代をじっくり観察したい!
そう思ったことはありませんか?

突然ですが、我が家の長男(6)の夢は「博物館で働くこと」です。色々と時には子供とは思えない分野に興味を持つことも多いのですが、最近の興味の対象は縄文時代!

ということで今回は渋谷駅から徒歩約13分の【國學院大學博物館】に行ってきました。

えむ

土偶やハニワ、その他にも色々魅力のある素敵な博物館だったのでご紹介させていただきます!

ぜひお休みの日の行き先の候補にいれてみてください。
ちなみになんと、大人も子供も入場料無料です!

目次

國學院大學博物館について

「國學院大學博物館」は、名前の通り國學院大學のキャンパス内(渋谷キャンパス)にある博物館です。

「日本のモノと心を知る」をコンセプトに、考古・神道・校史の3部門に分けて國學院大學貯蔵の豊富な資料や研究成果を公開されています。

基本情報

國學院大學博物館

開館時間: 午前10時〜午後6時(入館は午後5時30分まで)
※ミュージアムショップは午前10時30分〜午後5時30分

休館日: 不定期(館内保守及び大学の定める休日)

住所: 〒150-8440
東京都渋谷区東4-10-28
電話番号: 03-5466-0359

公式ホームページ→http://museum.kokugakuin.ac.jp/

博物館までのアクセス!子供の足やベビーカーで行ける?

今回私たちは渋谷駅から徒歩で博物館に向かいましたが、子供の足でも20分かからずに到着することができました
大人のみでしたら徒歩約13分の距離だそうです。

渋谷駅は色々ややこしいですが、バリアフリー化も進んでいるのでベビーカーでも行くことが可能です。

その場合は地下から渋谷警察署の方向へ向かい、31番のエレベーターから地上に出て、明示通り沿いを歩いて行くのが行きやすかったです。

渋谷駅からは地下通路を通ってこちらの31番エレベーターで地上に出るとわかりやすいです!

上の画像のエレベーターで地上に出て明治通りをまっすぐ進み、東交番前という信号のある交差点を左手に曲がって坂を登っていくと國學院大學の高い建物が見えて来ます。
博物館はその高い建物の向かい、進行方向左手にありました。

また表参道駅、恵比寿駅からもアクセスできます。(徒歩約15分)

各駅からのアクセスは↓

  • JR・地下鉄各線の渋谷駅から徒歩13分、またはバス(東口54番のりば 学03日赤医療センター前行)「国学院大学前」下車
  • 地下鉄半蔵門線・銀座線表参道駅B1出口から徒歩15分
  • 恵比寿駅西口から徒歩15分、またはバス(西口1番のりば 学06日赤医療センター前行)「東四丁目」下車

なおキャンパス内には駐車場・駐輪場はありません。車で向かわれる場合は周りにいくつかコインパーキングがあったのでそちらを利用してください!

滞在時間の目安は?

30分〜2時間

個人差はあると思いますが、はやいと30分、じっくり見ると2時間くらいかなと思います。

展示エリアは約500坪(テニスコート6面分)の広さで、収蔵数約11万点のうち約2000点を常設展で展示されているそうです。

ワンフロアですが、奥行きがあって広い展示スペースです!

2000点、すごく多いように感じますが、石槍の先だったり装飾品だったり細かいものもたくさんあるため、さらっと見ようと思えば見ることができてしまいます。

ご参考までに、私たち家族の滞在時間はミュージアムショップでのお買い物含めて1時間45分でした。

子供の割にはじっくり見る子(そして気に入ったものを何回も見に行った)なのでこれくらいかかりましたが、普通は子供連れだとお買い物含めても長くて1時間くらいかな?と思います。

子供を連れて楽しめる?

館内バリアフリー&オムツ替えシートあり

國學院大學博物館はワンフロアの博物館で館内バリアフリーになっておりベビーカーでの入館や見学も可能です。
またベビーカーをお持ちでない方にも貸出し用のベビーカーが入口に用意されていました。

授乳室はありませんが、多目的トイレにはオムツ替えのシートも用意されており、施設としては結構子供連れも歓迎されているのかなと感じました。

多目的トイレに設置されているおむつ替えシート。トイレも全体的に綺麗でした。

展示物は子供でも見やすいものもあるがたまに抱っこ等必要

展示物は基本ガラス張りになっており、低めの位置から見やすくなっているものも多く、博物館全体としては子供でも楽しめます。

しかし細かい装飾品だったり、小さいものなど少し高めのショーケースに入ってることもあって、そういう場合は抱っこして見せる必要があります。

ショーケースは少し高め。お子さんの身長によっては抱っこする必要があるかも。

我が家のお目当ては今回土偶とハニワでしたが、土偶は抱っこしなければ見えないものもたくさんありました。

ハニワや土器などは低い位置から置かれているものも多く子供たちもじっくり見て楽しんでいました。

博物館では静かに。ルールを守って鑑賞しましょう

ただ博物館なので、館内では静かに、ルールを守って過ごさなければなりません。これは子連れであっても楽しむ上で必須です。

今回訪問したタイミングは日曜日の午後からで、私たちの他に15組くらいいらっしゃいましたが、小学生含めお子様を連れた方は他にいませんでした。

私たちも1番下の子が寝ているタイミングで、上の子たちには騒がないよう事前に、

  • 館内で大声は出さない。ヒソヒソ声でお話しする。
  • 展示物に触らない。
  • 走らない。

という約束をして入館をしました。

子供たちはその場ではなかなか言うことを聞いてくれなかったりしますが、事前に言っておくと気が引き締まるのか、意外と約束を守ってくれます。

また騒ぎ出したりした時も「約束は?」の一言でハッとなって約束を守ろうとしてくれる時も多いので、この方法はおすすめです。

今回子供たちは「自分達が興味あること・見たいこと」だったので、約束を守ってくれて楽しく過ごすことができました。

ただやはり博物館・美術館は落ち着いて見たいという方の方が多いので、内容に興味がなく静かにや走り回ったりしないという約束を守ることが出来そうになければ、楽しむ余裕はなくなるだろうなと思います。

館内の様子をレポート

館内がどんな感じだったのか、写真を交えてご紹介させていただきます。

えむ

こんなに充実してるのに無料でいいの?!と感じるくらい満足度が高かったです。

企画展と3つの常設展に分かれている

館内は企画展と常設展3つの計4つのエリアに分かれています。
企画展はおよそ1ヶ月に1回テーマが変わるそうで、訪れた時はちょうど「土御門家がみた宇宙-江戸時代の天文観測」という展示をされていました。

子供たちがあまり興味を示さなかったのでサラッとしか見ることができなかったんですが、國學院大學図書館所蔵の江戸時代の天文観測の実態を伝える貴重な史料が並んでいたそうです。

とても面白そう!ということでしっかりじっくり見たいところでしたが、そこは子供たち優先。

全体を眺めるようにだけ見て、常設展に向かいました。

常設展は考古、神道、校史の3つの展示エリア

考古エリア

今回のお目当てはこの考古エリアで土偶とハニワを見ること(特に土偶!)だったので、こちらを中心にレポートさせていただきます。

まず考古エリアに向かうとはじめに縄文時代を代表する、火焔型土器と土偶5体がお出迎え。この時点で子供たちのテンションは爆上がりです!

火焔型土器。すごく綺麗な状態で展示されています。

その後ろには青銅器や石棒などの歴史的品物が並び、初めて見る人面土器など面白いものもありました。

「挙手人面土器」確かに手を挙げてるように見える!

そこからは時代背景と共に沢山展示物が壁沿いに並んでいます。

どんどん進んで1番奥には土器の展示が。完全に私の勉強不足なんですが、縄文時代の土器とかすごく昔のものってそんなに数は見つかってないと思ってたので見渡す限り土器!という感じで沢山置いてある光景は圧巻でした。

すごい数の土器!

その土器の少し手前に、今回の訪問の主役、遮光器土偶が!長男はもう考古エリアの入り口時点でこの子を見つけていたみたいですが笑、この1番奥に遮光器土偶が待ってるという演出もいいなぁと思いました。

遮光器土偶が1番奥で待ち構えていてくれました。

土偶も長男が好きになる前は本当に教科書レベルの知識(もしくはそれ以下)しかなかったので、実は全国的にたくさんの土偶が出土していることを知りませんでした。

今回は遮光器土偶の隣にも胴体だけ、顔だけと、完全体ではないもののたくさんの土偶が!色んな形や顔をしていてとても面白かったです。

たくさんの土偶!一つ一つみると色んな顔をしていて面白い‼︎

その後1番奥の展示エリアを折り返すともう一つの本日の主役ハニワゾーン!

ハニワたち。人だけでなく動物や建物など色々な形があります。

こちらも数が結構あって、人型だけでなく馬や建物の形など色々と展示されていて興味深かったです。

その後もどんどん現代に近づきながら屋根の瓦だったり、仏像だったり色々な展示物がありました。私は今まで歴史をあまりしっかり勉強してこなかったのですが、こういう時に歴史的背景とかしっかりと知っているとより楽しめるんだろうなと思います。

子供たちには実体験と共に色んな歴史の勉強も楽しんでほしいです。

ちなみに意外と子供たちが興味を持っていたのが、縄文土器の模様をつける縄の標本!

縄の編み方によって色んな模様をつけることができる…!

「縄文原体標本」というそうで、縄と実際にあとをつけたらどんな風になるかの見本が何段もある引き出しにたくさん展示してあって、とても面白かったです!

神道エリア

こちらのエリアでは「日本各地の神社を中心に行われてきたまつりに焦点を当て、そこで用いられるモノやその中に込められた心との関係明らかにする」( パンフレットより要約)ことをテーマに様々なものが展示されています。

はじめはあまり子供たちは関心を示してなかったのですが、見ていく内に面白くなったみたいで結構じっくりと見ることができました。

ミニチュアで細かく表現された神社の模型や神仏の展示、祭壇に祀られたお花や神具など、時代や場所でも異なっていて日本文化って面白い!と感じられる空間でした。

ちなみにこちらのエリアは全面撮影禁止です。どんな展示があるかは行かれてから楽しんでくださいね。

校史エリア

國學院大學の設立母体は皇典講研究所だそうです。こちらのエリアでは國學院大學だけでなくその皇典講研究所関連の資料やコレクションが展示されています。

校史エリア。綺麗な展示品が多かったです。

皇室関連なので比較的新しい資料中心ですが、背景を知らなくてもわかりやすく説明されていたり綺麗な展示物が多く目の保養にもなりました。

他のエリアに比べて狭い展示ゾーンでしたが、じっくりと見ていくと充実しているんだろうなという印象でした。(今回は子供たちがその手前のホールのディスプレイに釘付けでサラッとしか見ることができませんでした…)

ミュージアムショップでお買い物

入り口を入って正面に、小さめですがミュージアムショップがあります。

今回は博物館訪問の最後にお買い物をしました。広さはかなり狭いのですが、品揃えは充実していて、とくにお目当ての縄文時代のグッズは幅広く取り揃えられていたように思います。

博物館限定グッズなどもあったのですが、大学の博物館ということも関係してか良心的な価格でした。

限定グッズ。ゆるいキャラがかわいい!

今回は「知られざる縄文ライフ」というすごく魅力的な本プラス、土偶グッズや限定グッズを数点購入!

土偶ポーチと土偶Tシャツ。

もっと欲しいものもありましたが(火焔型土器のマグネットとか…)、他ではなかなか手に入らなそうなデザインのものをたくさんゲットできて満足のお買い物でした♪

ちなみに博物館の基本情報でも記載しましたが、ミュージアムショップは博物館とは開いている時間が異なるので注意が必要です。(ミュージアムショップ10:30-17:30、博物館は10:00-18:09)

訪れたタイミングに合わせて先に行くか後に行くか決められてくださいね。

まとめと感想

今回渋谷区の國學院大學キャンパス内にある國學院大學博物館に子供たち3人を連れて訪れましたが、大人も子供も大満足をして帰路につくことができました。この内容を無料で観覧できるのが本当に驚きです!

館内も授乳室こそないもののオムツ替えシートがあったり、全面バリアフリーで赤ちゃん連れでも入りやすい施設でした。

また今回は日曜日だったので利用できませんでしたが、普段はキャンパス内にある3つの学食(Cafe Lounge 若木が丘、和「NAGOMI」、Memorial Restaurant)も利用できるそうです。次に訪れる際はぜひ利用してみたいです!

都心からのアクセスも良く、渋谷にあっても激混みゾーンからは離れていて落ち着いて向かうことができる博物館。なにより東京で土偶やハニワに会いに行けます!

ぜひ次の目的地の候補に入れてみてください。とてもおすすめです!

読んでいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

30代薬剤師。現在は個性豊かな3人の子(1,4,6歳)を育てながらこのブログを運営しています。旅行、甘味が好き。母子共に絵本も好きで図書館の隣に居住。月200冊以上読んでます♪ 毎日子どもたちと楽しく笑顔で過ごすことを目標に、日々奮闘中です!

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