日本人の食卓にはおいしいご飯(お米)は欠かせないですよね。
うちの家族も1歳の子どもを含めみんな「お米が大好き!」です。
この記事では
- 炊飯器が壊れたけど今すぐお米が食べたい
- 炊飯器はないけどお米を炊いてみたい
- 炊飯器はあるけど他の方法でお米を炊いて食べてみたい
そんな方に向けて、お鍋で簡単にお米を炊く方法を紹介しています。
子どもと一緒にお米から美味しいご飯を炊く工程を見る事もできるので食育にもなります!
すぐに実践できますのでぜひ参考にしてみてくださいね。
お米を鍋で炊いてみたきっかけ
アメリカで炊飯器が壊れた…!
実は私たち家族は過去に2年ほどアメリカで暮らしていました。
アメリカではパンやクラッカーなど小麦が主食です。
でも日本人ならやっぱりお米を食べたい!ですよね。
うちの家族も「お米は毎日絶対に必要」ということで、渡米にあたり炊飯器をわざわざ飛行機に持ち込んで日本から持って行きました。
しかし、機内でダメージを受けたのか変圧器の問題か、なぜか全くうまく炊けず…(成功率15%程度)。
そんな時にこの【鍋でお米を炊く方法】と出会い、以降色々と試行錯誤を重ねながら滞在中の2年間、毎日2回以上を炊き続けました。
毎日鍋で炊いていると伝えると「すごい!」と言われたり、私自身もやってみる前は結構大変かな?というイメージだったんですが、炊飯器が壊れてむしろいい方法を発見できたなぁと思えたくらいラクで美味しいです!
帰国まで新しい炊飯器を買わなくても大丈夫でした。
(ただ保温はできないので、その機能は壊れた炊飯器で使ってました。そして日本では便利すぎるので普段炊飯器を使っています。)
現在は日本にいるのですが、今でもたまに子供たちと一緒に観察しながら作ったりもしています♪
火を使うのでその間家をあけたり出来ないのが難点ですが、とっても簡単で美味しく炊き上がります。
むしろ炊飯器よりも美味しいくらい…?なので、ぜひ試してみてください!
鍋でお米を炊く方法
準備するもの
- 米(無洗米可)…2合
- 水…450〜500ml
- 蓋付きの深鍋
※アメリカでは1cup=240mlです。軽量カップについてもその規格で売っているので、私はいつも無洗米2合を2cup=480mlの水を使って炊いていました。
また、1合で炊きたい時は1cup=240mlでうまく炊くことができました。
実際に炊いてみよう
①浸水(30分〜1時間※省略可)
お米を炊く鍋に上記分量のお米と水を入れて(無洗米じゃない場合はお米をといでください)蓋をし、夏場は30分、冬場は1時間浸水させる。
※正直この過程が1番時間がかかり面倒です。すぐ食べたいという時もあると思いますし、朝起きたてやお出かけ後にすぐ炊きたいという時もあって、そんなにお米のことばっかり気にしてられるかい!と。
結論から申し上げますと、浸水時間は全くなくても、逆に長過ぎても大丈夫でした。
【無洗米で浸水なし】や【一晩中置いとく】等色々やりましたが、多少固さに差があったものの芯が残ったり柔らかすぎるということはなく、全て美味しくいただけました。
ただなぜ浸水の項目を作っているかというと、やっぱり浸水した方が1番美味しいからです。
例えるなら炊飯器で早炊きをした時と1番丁寧なモードで炊いた時の差、それくらいはある気がします。
なので時間がある時は浸水させてから作ってくださいね!
②鍋を中火にかけ沸騰させる(約10分)
浸水後、鍋をゆすって米を平らにし、強めの中火にかけて沸騰させる。細かい白い泡が出てきて吹きこぼれるくらいブクブクなるのが目安です(沸騰まで約10分)。
※アメリカにいる時はこの時ほぼ毎回吹きこぼれていました。日本で少し大きめの鍋にしてみたり、同じ小さめのお鍋でも、時間が長くなるかもしれませんが火加減を弱めでスタートさせたりすると吹きこぼれにくい気がします!
早く沸騰させたいということで強火にかけると焦げついたりする原因になるので、火加減は強くしすぎず沸騰まで最短でも5分はかけるようにしてください。
追記
この記事を作成後、大きめのお鍋で炊いてみたところ(直径26cm、深さ7cmのフライパン鍋+フライパン用の蓋)吹きこぼれしませんでした。沸騰までも6分程度と早すぎかと思ったのですが、焦げ付きもなく成功しました!フライパン鍋おすすめです。
(以前は直径17cm、深さ9cmの片手鍋を使用していました。蓋も下の写真にあるような密着度が高いものです。)
③沸騰後、2分加熱
沸騰したらその火加減のまま2分加熱します。
※白い細かい泡から大きめの泡になってきて、だんだん数も減ってきます。
④火を弱めて3分加熱
弱めの中火にしてさらに3分加熱します。
⑤弱火にして5〜7分加熱
最後に、弱火にして5〜7分加熱します。表面の泡がなくなったら火を止めます。
※④⑤の切替が面倒と思う方は④を飛ばして⑤で10分程度の加熱でも大丈夫でした。この場合も泡がなくなったら火を止めてください。
⑥蒸らす(10分)
火を止めた後、そのまま蓋を開けたりせずに10分間放置します。蒸らす時間です。
※蒸らす時間も10分は長い!と感じるかもしれませんが、これを行わないと水分がうまく全体に行き渡らないためか少しべちょっとした仕上がりになります。最低でも5分程度は置いた方がいいです。
また放置しすぎて忘れてたーという場合でも大丈夫ですが(2時間くらい放置しっぱなしだったことあります)、置きすぎるとなんとなくお米とお米の間の結合が強くなってしまい美味しさが半減する印象です。
やっぱり面倒でも美味しく食べるためには10分程度置くのが1番いいと私は感じています。
⑦完成!
10分経ったら完成です!蓋を開けて(蒸気に注意してください)、しゃもじでよくかき混ぜ、器に盛ります。
すぐに食べない場合は保存容器に移し替えたり、ラップで小分けにして冷凍庫で保管しましょう。
失敗しないためのポイント
- 強火にしすぎない(焦げ付く原因になる)
- 沸騰させて泡がなくなるまで火にかける(しっかり火を通す+水っぽさをなくす)
- 泡がなくなったらある程度素早く火を止める(焦げ付き防止)
- 火を止めた後蒸らす時間を作る(最短でも5分はかける。食感が変わります)
今回具体的に中火!弱火など火加減を記載させていただきましたが、コンロや鍋によって火の通り方は様々です。
またIHだったりすると設定が分かりづらいこともあると思います。
実際私もアメリカで2カ所(1回引越ししてます)、日本で1カ所、また鍋も2回変えてこの方法で炊いていますが、所要時間など少し変わったりもしました。
色々試した結果上記ポイント4つをしっかりすれば、多少火加減や所要時間が変わっても、吹きこぼれすぎても、途中で蓋を開けちゃっても、失敗せず作れます。
作る際はチェックしてみてください!
まとめ
私がこの方法を知って初めてお米が炊けた時、その手軽さにとても驚きました。
またお米自体も炊飯器で炊くよりふっくらしていて美味しく感じました。
しっかり手順を踏むと最大1時間半かかってしまいますが、急いでいる時などは浸水時間を省いて最短30分でお米が炊けてしまいます。
しかもやることは計量と火加減の調節のみでとても簡単です!
ぜひこの記事を参考にしていただき、炊飯器が壊れても炊飯器がなくても美味しいお米生活を送りましょう♪
また子どもたちともぜひ一緒にお米を目に見える形で炊いて、お食事や料理への関心を高める一助にしてください!