首都高に「ETC専用入口」というのがあるのはご存知でしょうか。
国や高速道路会社がかねて打ち出していた、高速道路の「ETC専用化」により2022年春、首都高では34か所の入口をETC専用運用へ移行し、現金では料金所を通過できなくなりました。
このETC専用化された料金所のことを「ETC専用入口」(またはETC専用料金所)と呼びます。
今回その【ETC専用入口に、間違ってETCカードを持たずに入ってしまったらどうなったのか?】という我が家の体験談です。
結論↓
「サポート」レーンがあるから意外と大丈夫!
(高速道路に入ることはできます)
でもETCカードは持っておいた方が絶対にいい!
です。
実際の体験談、そしてETCや高速道路のこれからを一緒に勉強していきましょう!
この記事は
- ETC専用入口にカードなしで入ってしまった体験談
- ETC専用化・ETC専用入口とは?現在とこれから先どうなるのか?
- おすすめのETCカード
について記載しています。ぜひご参考になさってください!
ETCカードがないのに「ETC専用入口」に入ってしまった!当日とその後。
我が家は自家用車を持っておらず、お出かけは普段公共交通機関中心。
たまにカーシェアで車を利用したりもしていましたが、ETCカードはまた今度でいっか…とずっと後回しにしていました。
そして今回のお出かけ先を決めてカーシェアを予約したのが前日夕方。
その計画性のなさが招いた悲劇の体験談です。
ETC専用入口と知らずに侵入。もちろん後戻りはできない!
急きょ決まった家族でのお出かけ。遠方で初めて行く場所だったこともあり自宅からカーナビを使って目的地へと向かいます。
あまり車は乗り慣れていないこともありたまに道を間違えたりしながらもナビに従って下道を進んでいました。
そんな感じで車を走らせていて(正確には主人が運転している助手席に乗っていて)カーナビの「分岐を右です」という指示を聞いて入口に入ってから、首都高速に乗るんだ!ということをこの時知ることになりました。
お分かりかと思いますが、この入口が「ETC専用入口」だったんですね。
ご丁寧に「ETC専用」の文字が書かれていたんですが、それが見えた時には時すでに遅しな状態で…。
高速道路なので後戻りはできない!前に進むしかない!
ということで車内は、とてもピンチ!これからどうなるの?なんで気づかなかった…!という殺伐とした雰囲気の中、料金所まで進むことになりました。
料金所に「サポート」の窓口。行った手続きは?
入口に入って料金所が見えてくるまでたぶん1分もなかったんです。でも本っっ当にどきどきしすぎてすごく長い時間に感じました。
なので大げさ気味に書いてしまいましたが、実際はETC専用レーンの横に「サポート」というレーンがあり、私たちの時は有人で対応してくださり、無事に通ることができました。
「サポート」では免許証を提示した後、書類に必要事項を記入し手続きを行います。
有人ではありましたが、ここでは料金を払う事はできず、後ほど免許証の住所を元に請求が行われるということでした。
最後に、こんなお手紙↓をいただきました。
ちなみにこの時から2週間経っていますがまだ書類は届いてません。また届いた後何か気になることがあれば追記させていただきますね!
またサポートレーンは有人対応でない場合もあるみたいで、この場合はインターフォンが取り付けてあったのでそちらで指示を受けての手続きになるかと思われます。
免許証の提示や書類の記載は有人だったのでスムーズでしたが、インターフォンでの対応だとまた違いそうですね。
間違えて入らない!そしてETCカードを持つ!ということが大切だと感じました。
無事に通過した感想とその後
無事に通過できてとてもホッとしたんですが、本当にETC専用入口と気付いてからサポートで手続きを受けるまでとても緊張しました。
何かしらの救済はあるような気はしてましたが、もしかしたら減点とか罰金?とも思っていたので良かったです。
ちなみに首都高は前払いなので降りる時の精算はなく、特に手続きを行った後は何もする必要はありません。
今回は首都高から直接常磐道に入ったので、我が家はもう少しETCカードがあれば良かったな…という場面に遭遇しましたが(料金所の度に「ETCカード専用レーンです」などナビに警告されて終始びくびくしてました笑)、首都高だけの場合は入口での手続きを行えば、あとは安心してお出かけを続けられると思います。
とは言え、帰宅後すぐにETCカードを申込んだのは言うまでもありません。
今後は、お出かけはもっと計画的に、そして高速の予定があればETCカードを忘れずに、出発しようと思います…!
そもそもETC専用化って何?今後どうなっていくの?
そもそもETC専用化、ETC専用入口って何なのでしょうか?
そしてこれから先どうなっていくのでしょうか?
現金は全く使えなくなるのか…?気になったので調べてみました。
ETC専用化とは?
2020年に国土交通省とNEXCO東日本・中日本・西日本、首都高速、阪神高速、本州四国連絡高速の6社が共同で高速道路の「ETC専用化」を目指すロードマップを公表しました。
それを踏まえて2022年春、首都高では34か所の入口をETC専用運用へ移行。NEXCO東日本も外環道の2か所、NEXCO中日本も中央道と圏央道で3か所、それぞれ料金所をETC専用としました。
このETC専用の料金所がETC専用入口です。
2023年春からはNEXCO西日本で11か所、阪神高速で8か所が新たにETC専用になるなど、その動きはどんどん広がっています。
今後はどんどん広がっていき、将来的には全てETC専用入口に?
2020年発表のロードマップによると都市部は5年(2025年)、地方では10年(2030年)程度までに、高速道路の料金所に関してETC専用に切り替えていくということです。
首都高では具体的に、【2025年度中までに約9割(約160か所)まで順次拡大していき2030年には全線に導入する予定】という発表をしています。
ETC専用の料金所にすることによって高速道路入口の混雑を緩和したり、将来的な管理コストの削減を目指しているそうです。
現在2023年なので2025年や2030年は結構すぐですよね。
また料金所の人員確保の問題もあるみたいなので、そう遠くない未来、現金が全く使えなくなる日がやってくるかもしれません。
ETCカードを持とう!おすすめは?
ここまでの話を踏まえると、ETCカードはもはやお出かけの必需品というものにまでなりつつあります。
実際、首都高ではETC利用率が96.7%(2021年9月)に達しているそうで、実は現金を使っている人ってすごく少数派です。
我が家でもこれを機にETCカードを持つことにしました。
ETC搭載クレジットカードのおすすめ
ETCカードってクレジットカードと共にあるイメージだったんですが、実は「ETCパーソナルカード」というNEXCO東日本や首都高速道路株式会社などが発行するカードがあるそうです。
ただこちらは、年会費や高額のデポジット(20000円〜)が必要で、郵送での手続きのみになるため選択肢として早々に除外してしまいました。
クレジットカードであれば、年会費無料もあるし、デポジットもなし、むしろポイントも貯められたり…といいこと尽くしですよね!
ETC搭載のクレジットカードのおすすめは以下のサイトを参考にさせていただきました。
まず「お金ステーション」さんのサイト
「MINABU Choice 」の記事も詳しいです。
他にも色々なサイトがあって、何個か見させていただきましたが、ほとんどのサイトで「JCB CARD WのETCスルーカード」を最もおすすめのカードとされていますね!
理由は、
- 年会費・発行手数料無料
- ETCポイント還元率1%(他と比べて高い!)
- 貯まったポイントはnanacoやAmazonで使える!
などなど。他のカードではポイントは高くて0.5%とかですし、使い勝手もいいので確かにとても魅力的です!
ただし、発行できるのは18〜39歳以下と限られていますのでここは注意が必要です。一度発行してしまえば40歳を超えても利用できるとのこと。もちろんWebで申し込みができます。
我が家が選んだETCカード
色々と悩みましたが、我が家ではイオンカードセレクトのETCカードを選ぶことにしました。
理由は、
- どのおすすめサイトにも上位10個に入っている。
- 既にイオンカードセレクトを持っている。(クレジットカード1枚につきETCカード1枚発行できる)
- 年会費・発行手数料無料。
- 最短申込みの翌日発送。
- ETCゲートで車両を損傷した場合のお見舞い金制度(以下に詳細)あり
- イオン系列の店舗(イオン、マイバスケット、オリジン弁当等)を利用することも多いのでポイントも貯めやすい。
です。
1番の理由は既にクレジットカード持ってるからサラッと手続きできるしすぐ送ってくれそうだから…という点ですが(どこまでもズボラ)、イオンカード、ポイントも貯まりやすいですしWAONも使い勝手がいいのでクレジットカードとしてもとてもおすすめですよ!家族カードなども全て無料です♪
すでにイオンカードを持っている方のETCカードお申込みはこちら
イオンカードは色々な種類があるので悩みますが、クレジットカードにETCが付帯しているものもあるので、よく利用する状況などを考えて選択されるのが良さそうですね。
ちなみにJCB CARD WのETCスルーカードも申込む予定です。予定だけで終わらないように気をつけます…笑
まとめ
今回ETCカードを持たずに首都高のETC専用入口に入ってしまった体験談を元に、今後のETC専用化の流れやETCカードについて記載しました。
まとめると、
- ETC専用入口に間違って入ってしまったとしても「サポート」レーンがあり、手続きを踏めば高速道路に入ることはできる。
- ただしETC専用化の流れは進んでおり、2030年には首都高含め全面的に高速道路の料金所はETC専用になる。
- ETCカードを持つことにより通行運賃の割引などもある場合が多い。
- ETCカードはお出かけの必需品!1枚は持っておくべき。
です。
この記事がどなたかの役に立つと嬉しいです。
読んでいただきありがとうございました!