小学生の子どもに小児用PASMOを作成!次にすることは…?
この記事では
- 小児用PASMOはオートチャージできるのか?
- 小児用PASMOを紛失した時の対応は?
- 小児用PASMOは何歳まで?大人用PASMOへの切り替え方法
- 小学生から最高20歳まで利用できるPASMO対象の見守りサービス
以上のことをまとめています。
小児用PASMOを作ったけど、実際お出かけの際や子どもだけで利用する時には様々な疑問や心配事が出てきますよね。
私も今年度(R5年度)小学生になった長男に小児用PASMOを作り、チャージ方法はどのようなものがあるのか、無くしたらどうなる?など色々疑問に思うことがありました。
今回記事作成にあたり、現在だけでなく今後必要になりそうな小児用PASMO関連情報を調べ、まとめてみました。
ぜひご参考になさってください!
小児用PASMOはオートチャージできる?
ただでさえ大変な子どもとのお出かけ、いざ改札に向かった時に「PASMOの残高がなくて通れない!」「チャージの機械はどこ?」などと慌てることは避けたいですよね。
また子どもが高学年になり、1人で公共交通機関を利用する際、「残高がなくて乗れなかった」ということがあっても困ります。かと言って日々持たせるものに高額チャージするのも怖い…。
そんな時に大人と同じようにオートチャージができればとても便利です!
こちらでは小児用PASMOはオートチャージができるのか?を調べてみました。
TOKYU CARDならオートチャージ可能
東急が発行しているTOKYU CARDでは「TOKYU CARDジュニアオートチャージ」という子ども向けのオートチャージサービスを行なっています。
年会費は1320円(税込)かかりますが、子ども複数名となっても会費は変わりません。
申込みはWebまたは紙で行います。Webで申込みできるのは1名のみなので、複数名申し込みたい場合は、紙の申込書を資料請求しましょう。
TOKYU CARDジュニアオートチャージ
対象:小学生〜18歳(18歳になった後最初の3月31日まで)
年会費:1320円(税込)
※子ども複数名でも年会費変わらず。
500円(税込)につき1ポイントTOKYU POINT(プレミアムポイント)が貯まる。
利用限度額(1日あたり10000円、月50000円まで)の設定あり。
詳しくは公式サイトに載っていますが、申込みをしてから約6週間後に受付完了のお知らせが届き、駅でオートチャージの利用設定設定を行った後、PASMOオートチャージサービスが利用できるようになります。
もしすぐ使いたいという場合はなるべく早めに申込みをしてください。
申込み、申請書の資料請求、詳しい内容は公式ホームページをご覧ください。
TOKYU CARD ジュニアオートチャージ対応カード: TOKU CARD Club Q
TOKYU CARDジュニアオートチャージを利用できるカードは、保護者名義の「TOKYU CARD Club Q」のみです。
PASMO機能を搭載したカードや、ゴールドカードもありますが、1番スタンダードなTOKYU CARD Club Q JMBは年会費初年度無料、2年目以降1100円(税込)、家族会員は2年目以降330円(税込)で利用できます。
モバイルPASMOは小児用PASMOでも使える?
結論から言いますと、モバイルPASMOは小児用PASMOとしての利用はできません。
公式ページにも13歳以上の利用に限ると明記されています。
モバイルPASMOが利用できるとApple Payなどでオートチャージができるようになるので便利かと思いましたが、小児用PASMOはモバイルPASMOで利用はできずカードのみだそうです。
モバイルPASMOは大人用に切り替えてから利用する感じですね!
小児用PASMOを紛失!どうする?
子どもに持たせるものにはなんでも「無くなるリスク」というのはつきものだと思います。
小児用PASMOは絶対無くして欲しくないものの1つですが、いつも持ち歩いてよく出し入れもするので紛失する可能性はあります。
こちらでは小児用PASMOを紛失した際の対応をまとめました。
小児用PASMOを紛失した→再発行可能
小児用PASMOを子どもが無くしてしまった…でも大丈夫です!
小児用PASMOは、万が一紛失したとしても正しく手続きをすれば再発行することができます。
また紛失の手続きが完了した時点での残額や定期券、オートチャージサービス機能は再発行したカードに引き継がれます。
高額は入れないにしてもお金と同じように使えてしまう小児用PASMO、万が一紛失した時にも対策があるというのは少し安心ですね。
小児用PASMO紛失時の手続き
PASMO紛失時の対応についてはPASMO公式ページに詳しく記載されています。
こちらでは公式ページを参考に、簡単にまとめさせていただきます。
ちなみに紛失したときの届出はPASMOエリアだけでなく、Suicaのエリアでも対応可能です。
小児用PASMOを無くしたことに気付いたら落ち着いて、最寄りのPASMO・Suicaエリアの駅やバスの窓口に向かいましょう!
小児用PASMO紛失時の流れ
PASMO公式ページ”PASMOの紛失再発行”より一部引用
①小児用 PASMOを無くしたと気づいたら、まずはPASMO・Suicaエリアの駅やバス窓口など(一部を除く)に行きましょう。申請書に必要事項を記入して、係員の方に渡します。
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②係員さんが登録を行い、その後「紛失再発行整理票」を受け取ります。こちらは再発行の際に必要なので大切に保管してください。
↓
③再発行登録の翌日から14日以内にPASMOエリアの駅やバス窓口などで②で受け取った「紛失再発行整理票」を係員さんに提出します。この時併せて公的証明書等も提示してください。
また再発行の際にはデポジット500円と再発行手数料520円の合計1020円が必要になります。
↓
④新しいPASMOを受け取ります。
以上の流れからPASMOを無くしてから再発行できるのは最短でも翌日になるようです。
また申請後翌日から14日以内に再発行しないと、もう一度申請からやり直す必要があります。
一度紛失再発行の申請を行うと取り消すことはできません。
もしすぐに無くしたと思ったPASMOが見つかった時もそのPASMOはもう利用できません。新しいPASMOを発行した後、窓口で古いPASMOをデポジット500円と引換えてください。
小児用PASMOから大人用への切り替えは?
小児用PASMOはいつまで利用できるのかも気になりますよね。
大人用へはいつ変えればいいのか、その方法を調べてみました。
小児用PASMOは何歳まで?有効期限は?
小児用PASMOの有効期限は、12歳になる年度の3月31日までです。
それ以降はバスや電車に乗ることができなくなります。
チャージ残高があったり、定期券で利用していた場合など引き続き同じカードを使いたい場合は、4月1日以降に手続きをすることによって大人用PASMOとして利用することができます。
大人用への切り替え方法
大人用への切り替え方法は窓口と自動券売機の2パターンあります。
どちらも期限が切れた4月1日以降から切り替え可能となりますので注意が必要です。
窓口では大人用に切り替えたい旨を伝えて手続きを行ってください。
4月はじめは定期券発行や更新など色々混み合う時期ですので時間に余裕を持って行かれるようにしてくださいね。
一部の自動券売機では小児用PASMOを大人用へ切り替えることができます。
有効期限の切れた小児用PASMOを自動券売機に挿入すると「子供用としての有効期限を過ぎています。大人用のカードに変更しますか?」というメッセージが表示されます。
「はい」を選択すると「小」の文字が消された大人用PASMOとして出てきます。
このように券売機で手続きできるととても簡単なのですが、一部のみ対応ということなので最寄りの券売機で出来なかった場合は窓口に行かれてくださいね。
PASMO利用時の見守りサービス
子どもが大きくなってくると1人で行動することも増えてきますよね。
目的地まで公共交通機関を使って行くということも増えてくると思います。
我が家はまだ長男が小学1年生なので親と行動することばかりですが、もう少し大きくなって1人で行動するようになってきた時に、しっかりたどり着けるかな?と不安に思うことがたくさん出てくると思います。
そんな時に活用できる見守りサービスがあることを知り、詳しく調べまとめてみました。
PASMOを対象とした見守りサービスはまもレールとエキッズの2種類
PASMOを対象とした見守りサービスはJR東日本、都営交通、東京メトロが共同運営している「まもレール」と、東急セキュリティが運営している「エキッズ」の2種類があります。
どちらも小学生だけでなく中学生や高校生(エキッズは20歳)も対象の子ども見守りサービスで、改札を通った際などに通知をしてくれます。
今回調べた時点(2023年6月)では他の私鉄などの見守りサービスはまだ設置されていないようなので、2つの対象エリア以外を利用されている方はPASMOとは別の例えばGPSだったり、地域で行われているサービスなどを利用することになりそうです。
まもレール (JR東日本、都営交通、東京メトロ)
まもレールは子どもがSuicaまたはPASMO※で駅の自動改札機を通過すると、保護者へ「通過時刻」「利用駅」「チャージ残額」をお知らせしてくれるサービスです。
※利用できるカードは記名式のSuicaまたはPASMOのみ。無記名のカードは利用できません。
小学生から高校生(満18歳の3月31日まで)が対象で、子ども1名・通知先1件あたり月額550円、現在JR東日本・都営交通・東京メトロの全495駅が対象エリアとなっています。
子どもが1人で学校や塾、習い事などへ行くのに、ちゃんと時間通りに行動できているかはとても気になると思います。
そんな時にまもレールを利用するといつどこで改札を通ったか確認できるので安心です。
またオートチャージなどを利用していない場合、チャージ残額をお知らせしてくれるのも嬉しいですね。
利用可能カード
Suica、PASMO
(無記名式のSuicaカード、無記名PASMOは利用不可)
サービス対象
小学生、中学生、高校生(満18歳の3月31日まで)
利用金額
月額550円(税込)
※子ども1名・通知先1件登録(通知先2件目は月額110円(税込))
対象エリア
JR東日本、都営交通、東京メトロ全495駅
まもレールへのお申込みはWebから行うことができます。
エキッズ (東急線、東急バス)
エキッズは子どもがPASMOを利用して東急線の駅自動改札や東急バスの運賃機をタッチすると、保護者に通過情報がメール配信される子ども見守りサービスです。
小学生から20歳(20歳になった後、最初に来る3月31日まで)が対象で、子ども1名・通知先1件あたり月額550円、東急線全駅と東急バス全線(空港連絡バス・高速乗合バス・十日市場駅~横浜新緑総合病院線を除く)が対象エリアです。
エキッズは東急セキュリティのサービスなので東急にしか対応はしていませんが、バスにも使うことができますし、東急を利用されている方ならとても便利なサービスです。
利用可能カード
PASMO(無記名PASMOは利用不可)
サービス対象
小学生〜20歳(20際になった後、最初の3月31日まで)
利用金額
月額550円(税込)
※子ども1名・メールアドレス1件につき(最大4件まで)
対象エリア
東急線全駅、東急バス全線(空港連絡バス・高速乗合バス・十日市場駅~横浜新緑総合病院線を除く)
エキッズへのお申込みはWebから行うことができます。
詳しくは→こちらの「エキッズ」公式ホームページをご覧ください。
まとめ
今回は小児用PASMOを発行したあとに出てくる疑問や心配に対する情報について記載しました。
まとめると、
- 小児用PASMOは「TOKU CARD Club Q」でオートチャージできる。モバイルPASMOは利用不可。
- 小児用PASMO紛失時は窓口で手続きを行えば翌日以降に再発行可能。
- 小児用PASMOは12歳になる年度の3月31日まで利用可能で、その後は窓口や一部の券売機で大人用に切り替えできる。
- PASMOを使った見守りサービスとして利用駅は限られるが「まもレール」「エキッズ」というサービスがある。
という感じです。
小児用PASMOは子どもに持たせるものですが、お金を扱うように大切にしたいものです。色々なサービス等をうまく使って便利に、安心して利用していきたいですね。
まだまだ私も長男と小児用PASMOを使い始めたばかり。まだ今後気になることがでてくるかもしれないので、随時アップデートしていきます!
最後まで読んでいただきありがとうございました♪