沖縄本島で「星の砂」探し!5カ所の海岸を探した結果は?【子連れ沖縄旅行】

子供の夢ってできる限り叶えてあげたいですよね。

長男(5)「星の砂を自分で探したい!」

というわけで、我が家は全国旅行支援を利用し、沖縄まで行って星の砂を探してきました!
星の砂は沖縄本島で見つかるのか…?

結論↓

頑張ったら見つかる!ただし、結構頑張らないと見つからない!

どのように探したのか、またどこで見つけたのかをまとめてみました。

えむ

我が家の奮闘記、最後まで読んでいただけると嬉しいです!

目次

そもそも星の砂って何?

そもそも星の砂って何なのかご存知ですか?調べてみました!

実は砂ではなく生き物の死骸

星の砂は、星の形の粒子からなる砂状の海洋性堆積物、あるいはその成因となった生物である。星砂とも呼ばれる。

砂と名前が付いてはいるが、星の砂は死んだ有孔虫の殻であり、岩石の風化に由来する通常の砂とは異なる。

Wikipedia

上記にもあるように星の砂は実は「砂」ではなく、ホシズナ科に分類される「ホシズナ」という生き物の死骸からできています

白いイメージがありますが、生きているときは褐色をしていて、潮が引いた礁池(干上がったサンゴ礁の内側の浅い穏やかな海)の波打ち際で見られるそうです。

ホシズナ科にはホシズナの他にタイヨウノスナもある!

ホシズナ科にはお土産でよく売られている「ホシズナ」の他に「タイヨウノスナ」という仲間の有孔虫もいて、ホシズナより少し大きく丸みを帯びていて太陽の形をしています。

ホシズナがたくさん発見できる砂浜は有名な場所が何ヵ所もありますが、タイヨウノスナを多く含んだ砂浜もあるようです。

「沖縄本島で星の砂はあるのか?」の事前情報

我が家の旅行先は沖縄本島!
旅行に行く前に星の砂がどこにあるのか?を調べてみました。

星の砂のある海岸は離島が中心。本島では取れないかも…

「星の砂を探しに行こう!」と決めた当日、パパッと沖縄本島のホテルを予約して、むかえた旅行1週間前。

そういえば星の砂は沖縄のどこでとれるんだろう?

と思い立って情報収集することにしました。(かなり重要な事なのに後回しにしていました)

【沖縄 星の砂 どこ?】で検索。

すると、【星の砂が採取できるのは、沖縄の西表島・竹富島・鳩間島が大半。その他では、久高島・波照間島・渡嘉敷島など… 】と離島の情報ばかり出てきました。

ん?本島の情報を知りたいんだけど!

と思い、沖縄本島のワードを加えて再度検索をすると、【今はもうほとんど取れない。】との文字が。

どうやら以前は取れる場所もあったようですが、人が多く集まるビーチなどでは踏まれたりして星の砂が崩れ、他の砂と見分けがつかなくなるそうなのです。

諦めずにいくつかサイトを横断していると、取れる場所はあるにはあるけど本島に付随する島だったり、宿泊先のホテルから遠い場所ばかり。

もしかしたら行く前から色々失敗してる?

とは思ったものの、もはや行くしかない!ので、【人があまり立ち入らない自然多めの海岸なら取れる可能性あり】という一部サイトの情報を信じて、自分たちなりに探す事にしました。

探した海岸の基準

探した海岸①〜⑤。ホテルから1時間以内なので本島の下部中心になりました。

宿泊先ベッセルホテルカンパーナ沖縄(北谷町)から1時間以内の海岸!

今回私たちが宿泊したのは「ベッセルホテルカンパーナ沖縄」という本島の中心より西部の北谷町(ちゃたんちょう)にあるホテルです。

ここは子連れにとても優しい素敵なホテルだったんですが(そのお話は→こちらの記事にて)、こちらから1時間以内で行くことの出来る場所、また行く予定の観光地とのアクセスのいい場所に絞って探しました。

えむ

今回普段車に乗らない一歳なりたての子供がいたので、とても狭い範囲で探すことになりました。機会があればもっと広範囲で探したい…!

海岸①渡具知(とぐち)ビーチ

駐車場横の公園。まずはこちらで遊んでいる間にホシズナを発見?!

駐車場横の公園でタイヨウノスナを発見!海岸ではホシズナも!

まずベッセルホテルから車で20分弱の「渡具知ビーチ」に向かいました。

こちらは駐車場近くに滑り台などの遊具があって、子供たちはまずそこに飛んでいったんですが、その公園のような場所の地面が砂浜。

長男は滑り台が気になりつつも星の砂あるかも!とちらっと探すと「あったー!」といきなり発見。

後にこれはタイヨウノスナだったことがわかったんですが、幸先いいスタートに海岸への期待も募ります。

海岸へ降りると砂だと思っていたのが、ほとんど小さい貝殻だったり、サンゴだったりということがわかりました。

沖縄のビーチってすごい!!

ひと通りそれらを満喫したあと、星の砂を探します。

手のひらに砂をくっつけて凝視!これを繰り返すと2,3回に1回くらいのペースで、ホシズナやタイヨウノスナを見つけることができました。

海岸での探し方。手のひらに砂をくっつけて、ホシズナを探して凝視!

ただ途中で長男はどうしても海に入りたくなってそちらへ行ってしまいましたが。

20分くらい探して計20個(うちホシズナは5個)見つけることが出来ました。

海岸②残波ビーチ

残波ビーチの入り口。

ホシズナはないがタイヨウノスナ中心の海岸!夕焼けや星空が綺麗。

2つ目はホテルから車で約30分の残波ビーチに向かいました。(実際には渡具知ビーチから向かったので移動時間は20分くらいでした)

渡具知ビーチの海でたくさん遊んだため、もう少しで夕方。

急いで探し始めると、タイヨウノスナをちらほら見つける事ができました!

少し探すのに慣れたということもあるかもしれませんが、渡具知ビーチより見つけやすい!

ただホシズナはこちらでは見つけられず…タイヨウノスナが計10分(動き回る1歳を見ながらだったのであまり時間が取れませんでした)で16個という結果でした。

星の砂とは関係ないんですが、残波ビーチは夕焼けと星空が綺麗に見えることで有名です。

せっかくなので満喫してからホテルに戻ることにしました。

いつも夜はほとんど外出する事がなく、また見れたとしても東京の夜空。

星空を見ることはほとんどないので、周りに光がない残波ビーチの星いっぱいの夜空はとても綺麗で感動しました。

子供たちもこれは印象的だったみたいで、東京に帰ってからもふとしたタイミングで「沖縄の星は綺麗だったなぁ」と言ったりしています。

海岸③みーばるビーチ

みーばるビーチ。海岸を歩く水牛と遭遇!

ホシズナもタイヨウノスナも見つからず。でも水牛に会えた!

2日目はホテルから車で約50分、みーばるビーチに向かいました。

※実際はおきなわワールド、ガンガラーの谷を観光した後向かったので移動時間はそちらからの10分ちょっとでした。

こちらは駐車場(200円の有料のみ)と海岸が少し離れているんですが、その海岸に向かう途中の道路で恐らく車にひかれて死んでしまったハブを発見!

子供たちはおきなわワールドでハブのショーを見てきたばかりということもあって、いきなり大興奮でした。

生きていると怖くて近寄れないですが、動かない姿だとたくさん観察できますね。

車通りがなかったこともあり家族でじっくり見てしまいました。

気を取り直して海岸へ!海岸への階段を降りると昨日のビーチたちとはなんだか色合いが違う!

近づいて砂浜を見ると昨日は小さい貝殻中心だったのが砂っぽい…。

どうかなぁと思って探してみたんですが、やっぱり星の砂はありませんでした

は事前情報でこちらの海岸に近い島で星の砂がとれるということだったので、1番期待していたビーチだったんです。

少し残念ではありましたが、サンゴ礁や色んな形の大きめの貝殻がたくさん落ちていたり、歩いている水牛も見る事ができたり(お兄さんに連れられてお散歩中でした。とっても近くで見る事ができて迫力ありました!)貴重な経験ができました。

たくさんのサンゴ!大きい貝殻もいっぱい落ちていました。

この時はやってませんでしたが、グラスボートのようなアクティビティもあるようでした。

星の砂はなくとも色んな楽しみ方ができるビーチだと思います。

海岸④百名(ひゃくな)ビーチ

百名ビーチ。潮が引いてきて潮溜りがたくさん!

ホシズナもタイヨウノスナもない。潮溜りでの観察が楽しかった!

この日もすでに日没間近、最後にみーばるビーチに近い百名ビーチに向かいました。(ホテルからは車で50分ほど、みーばるビーチからは約3分の距離です)

みーばるビーチから近かったので、もしかしたら同じような結果かもしれないと思いながら探しましたが、やはり星の砂と思われるものは見つかりませんでした

明日は飛行機の時間もあり帰るだけの予定だったので残念…。

ただこの海岸は潮が引いている時間だったこともあってか、潮溜りとなっている場所がたくさんあり、小さいカニや小魚などを見る事ができたり子供たちは楽しんでいました!

海に落ちないように岩から岩へ入り組んだ道を進んでいくのも面白かったようです。

海岸⑤サンセットビーチ

サンセットビーチの入り口。右奥に見えるのがベッセルホテルです。近い!

灯台下暗し!急いで探した5分で10個のタイヨウノスナが見つかる。ホシズナも1個。

最終日。お昼頃の飛行機を予約していたので、早めにチェックアウトを済ませようと急いで準備をしていると、

長男(5)「今日も星の砂探す!絶対見つける!」

と言い出しました。

長男は言い出したらなかなか譲らない性格な事もあり、旅の締めくくりを楽しく過ごすためにも、時間のない中ダメ元でホテル隣のサンセットビーチへ。(徒歩1分)

5分という制限をつけ、急いで探すと「あれ、結構ある?」タイヨウノスナが結構見つかります

他の場所でなかなか見つけられなかったホシズナもついに1個発見!

もしかしてここを最初に探すのが良かったのかも?と思いながら時間を迎え、帰路に着きました。

ちなみにサンセットビーチを探さなかった理由は人がたくさんいる賑やかなビーチだからです。

事前情報では星の砂は人に踏まれると形が崩れて他の砂と区別つかなくなるということなのでなるべく自然に近い場所!という基準で海岸を探していました。

もしかしたら人がいる場所でも海岸によっては見つかるのかも!と思いましたが、今回はこの5カ所の海岸で星の砂探しを終えることになりました。

まとめと考察

今回拠点のホテルから近くの海岸5つを巡ってみましたが、沖縄本島でも星の砂を見つけることが出来ました。

場所で言うと、本島の南〜東側よりも、西側の海岸の方が見つかるのかなという印象でした。

①②⑤ではホシズナまたはタイヨウノスナを発見。③④では見つかりませんでした。

ただ

  • 頑張ってなんとか見つけられる
  • 海岸によっては見つからないこともある
  • 子供にとっては興味と根気強さが必要

ということがわかりました。(本島でも付随する島などを探せばまた違うかもしれません。)

ということで、星の砂を自分で探したい!と子供が言い出したらやっぱり離島に行かれる方がいいかもしれません。

でもさすがは沖縄!で、星の砂は見つからなくとも綺麗な海で遊んだり、貝殻やサンゴ探し、潮溜りの観察など海岸で楽しめることはたくさんあって、全ての行き先で子供たちの満足感を満たし過ごすことができました。

また、星の砂探しもうちの子のように、宝探しみたいにじっくり探したり観察したりするのが好き!という子供には結構楽しめると思います。

以上、子供と沖縄本島での星の砂探しを紹介しました。
ご参考になると嬉しいです!

えむ

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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この記事を書いた人

30代薬剤師。現在は個性豊かな3人の子(1,4,6歳)を育てながらこのブログを運営しています。旅行、甘味が好き。母子共に絵本も好きで図書館の隣に居住。月200冊以上読んでます♪ 毎日子どもたちと楽しく笑顔で過ごすことを目標に、日々奮闘中です!

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